2012年4月7日土曜日

【谷垣総裁・今週の発言】野田総理の政権運営について

 今回の予算は、交付国債という手法を使って、見かけの上では財政規律を維持した  という形になっておりますが、マニフェスト破綻の認識もなく、バラマキ政策の  見直しをしようという三党合意も誠実に履行しようとしていない予算であると思います。

 そして野田総理は、予算成立と消費税ばかりに目がいって、違憲状態にある一票の格差の問題について、全く解決しようとしていない。前回の党首討論においても、今の問題点を直視して、そこを一番に考えようと申し上げて、総理もそのことに同意されたはずでありますが、民主党からはその後進展をするような動きは見えてこないわけであります。

 消費税ばかりに目を奪われることなく、一票の格差問題も早急に解決するよう、強く求めなくてはいけないと思います。

 消費税以外のことにあまりに目が向いていないのではないのかということは、色々なことに感じます。例えば、韓国で行われた核サミットのワーキングディナーを欠席した問題についてもそうであります。


 [4月5日 党本部・平河クラブ会見場]