2011年8月31日水曜日

「数合わせ」の民主党代表選挙

 民主党政権になってわずか2年で3人目の総理に代わる事態となりました。
 これに先立つ民主党代表選挙は、事実上、次の総理を決める重要な選挙であったにも関わらず、政策論争が全く深まらない中での「主流派vs反主流派」「親小沢vs反小沢」という単なる「数合わせ」でしかありませんでした。

 決選投票を闘った2人の候補者をみても、マニフェストを見直すか否かなど基本政策の方向性が全く違い、二分化された民主党の構造が全く変わっていないことが明らかになった代表選挙でもありました。

 野田新代表は、代表選後に「ノーサイド」と党内結束を謳っていましたが、これほど分裂した民主党内をまとめ切れるかよく見極めていかなければなりません。