2012年11月2日金曜日

【安倍総裁・今週の発言】野田総理の所信表明演説について


■野田総理の所信表明演説に対する2日間の審議が今日で終わりました。
代表質問が終わりました。私も質問に立たせていただいたわけでありますが、私の質問に対する答弁もそうでしたが、全く、約束を守っていくという誠実な姿勢は残念ながら見られませんでした。同時に、やはり、解散について言及した内閣はこういう状況になっていくのかなと。つまり、覇気もなく、未来に対して約束を果たしていくという強い意思も感じ取ることはできませんでした。総理ご自身がおっしゃったように、一日の仕事を終えて、いよいよ野田民主党内閣自体が夕暮れを迎えたということではないかと思います。言ってみれば、もうじき水平線に沈んで行くという状況を迎えていると思います。また、基本的に野田政権自体が審議から逃げるという姿勢を示していたことは本当に残念です。


■同じ議会人として、当然、通常であれば所信表明演説の後の代表質問を終えて、予算委員会に入っていくということでありますが、あくまでも予算委員会に応じないという姿勢を示してきました。こういう姿勢を持っていたということは、ある意味大臣が答弁能力において自信がなかったということの証左ではないかと思います。また、公正取引委員会の委員長の空白が1ヶ月以上に及んでいますし、原子力規制委員会人事についても、結局この国会において行わないと。これは党内事情ということでしょうけれども、責任を持つ政府・与党としては、本当に信じがたい、そのことの連続なんですけれども、状況になっている。 政権党としては、機能停止していると言っても過言ではないと思います。

[11月1日党本部]